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2009年2月24日現在

育児工学とは・・・


育児と最新の工学技術(サーモグラフィーや脳波計などのエレクトロニクスやコンピュータ技術)を融合させ、物言わぬ赤ちゃんの気持ちを推し量り、産後の母親と赤ちゃんのために快適な育児環境を実現する学問です。
「育児」の分野は、科学よりは伝統を、理論よりは精神を重要視する傾向がありますので、「育児」を「工学」を結びつけることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、今の母親は多くの情報に翻弄され、「何が正しく、何が間違っているのか」が全くわからない中で子育てしているのが現状です。
現代の子育ては、あまりにも多い情報と便利さのみを追求した育児グッズが、逆に若い母親たちを追い詰め、育児を難しいものにしているような気がします。実際、さまざまな情報の中には不正確なものもたくさんあります。経験的に伝えてきたことを科学的に裏付けると同時に、母親になる前の若い女性にも、出産と育児の正しい知識を広めていくことが必要だと感じています。




育児工学における研究テーマ

1) 出産による女性の脳の変化
2) 産後の母親と乳児におけるベビーマッサージの効果
3) 授乳中の母親・乳児の脳研究
4) だっこ・おんぶ時の歩行解析研究
5) 絵本の読み聞かせの研究
6) 妊娠・出産・子育てに関するアンケート調査
7) 産後うつの研究


生体磁気学における研究テーマ

1) 強磁場下における生体の新規現象に関する研究
2) 静磁場による骨形成促進効果に関する研究





研究協力者募集中!

東京電機大学先端工学研究所・小谷博子研究室では、「出産による女性の脳の変化」について研究をしております。この研究は、本年度の厚生労働科学研究研究(代表者:千葉県衛生研究所所長・天野惠子)です。
本研究にご協力いただける妊婦さんを広く募集しています。